衣類乾燥除湿機の部屋干し電気代は5時間で33.33円|洗濯乾燥機と比較
秋雨の時期から冬にかけては、洗濯物が外で乾きにくく、部屋干しの回数が増えます。この記事では、コロナ CD-S6326の公式スペックから衣類乾燥除湿機の電気代を50Hz・60Hzの両方で計算し、パナソニックの洗濯乾燥機2機種と1回あたりで比較します。除湿方式の違いも、メーカー公式の説明で確認できた範囲でまとめます。
衣類乾燥除湿機の電気代は1時間5.89〜6.67円
CD-S6326の衣類乾燥運転時の消費電力は、60Hzで215W、50Hzで190Wです。電力の周波数は地域で異なり、東日本は50Hz、西日本は60Hzが中心です。電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhで換算します。
60Hz 1時間: 215W ÷ 1,000 = 0.215kWh × 31円 = 6.67円
50Hz 1時間: 190W ÷ 1,000 = 0.190kWh × 31円 = 5.89円
部屋干し1回(5時間)と1か月の電気代
部屋干し1回の運転時間は、洗濯物の量や室内環境で変わります。ここでは計算しやすい例として5時間で試算します。月間は、週3回(月12回)と毎日(30回)の2パターンです。
60Hz 5時間 : 0.215kWh × 5時間 = 1.075kWh × 31円 = 33.33円
50Hz 5時間 : 0.190kWh × 5時間 = 0.95kWh × 31円 = 29.45円
60Hz 月12回: 1.075kWh × 12回 = 12.9kWh × 31円 = 399.90円
50Hz 月12回: 0.95kWh × 12回 = 11.4kWh × 31円 = 353.40円
60Hz 月30回: 1.075kWh × 30回 = 32.25kWh × 31円 = 999.75円
50Hz 月30回: 0.95kWh × 30回 = 28.5kWh × 31円 = 883.50円
| 使い方 | 60Hz地域 | 50Hz地域 |
|---|---|---|
| 1時間 | 6.67円 | 5.89円 |
| 1回5時間 | 33.33円 | 29.45円 |
| 月12回(週3回) | 399.90円 | 353.40円 |
| 月30回(毎日) | 999.75円 | 883.50円 |
洗濯乾燥機との1回あたり電気代の比較
パナソニックNA-LX129AL(ドラム式・ヒートポンプ式)は洗濯〜乾燥(標準乾燥)で1回890Wh、NA-FW100K7(縦型・ヒーター式)は2,290Whです。除湿機で干す場合は、洗濯そのものの電力が別にかかるため、NA-LX129ALの洗濯のみの消費電力量68Whを加えて比べます。
ヒートポンプ式: 0.890kWh × 31円 = 27.59円
ヒーター式 : 2.290kWh × 31円 = 70.99円
洗濯のみ(68Wh): 0.068kWh × 31円 = 2.11円
除湿機(60Hz)+洗濯: 33.33円 + 2.11円 = 35.44円
除湿機(50Hz)+洗濯: 29.45円 + 2.11円 = 31.56円
| 方法 | 1回あたりの電気代 | ヒーター式との差 |
|---|---|---|
| 洗濯乾燥機(ヒートポンプ式・標準乾燥) | 27.59円 | 43.40円安い |
| 洗濯 + 除湿機5時間(50Hz) | 31.56円 | 39.43円安い |
| 洗濯 + 除湿機5時間(60Hz) | 35.44円 | 35.55円安い |
| 洗濯乾燥機(ヒーター式・標準乾燥) | 70.99円 | 基準 |
ヒーター式の洗濯乾燥機と比べると、除湿機での部屋干しは1回あたり35〜39円安い結果です。一方、ヒートポンプ式の洗濯乾燥機と比べると、5時間運転の想定では除湿機側が3.97〜7.85円高くなります。除湿機の運転時間が短くなれば差は縮まり、長くなれば広がります。洗濯乾燥機の詳しい比較は、洗濯乾燥機の電気代の記事で確認できます。
除湿機の方式(コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式)の違い
パナソニックの公式FAQは、除湿機を3方式で説明しています。
| 方式 | 仕組み(パナソニック公式の説明) | 公式が挙げる特徴 |
|---|---|---|
| コンプレッサー式 | 湿った空気を冷却器で冷やし、湿気を水滴にしてタンクに回収する | エアコンの除湿機能と同じ原理 |
| デシカント式 | 乾燥剤(デシカント素子)のフィルターに湿気を吸着させ、ヒーターで暖めたあと熱交換器で冷やして水滴にする | 低温環境での除湿能力に優れる |
| ハイブリッド式 | コンプレッサー式の省エネ性とデシカント式の高い除湿能力を組み合わせ、気温に応じて自動で切り替える | 気温を問わず強力な除湿力を発揮する |
コロナの公式FAQによれば、同社の除湿機はすべてコンプレッサー式です。CD-S6326の消費電力も、ヒーターを使うデシカント式の機種とは別の方式の数値として読む必要があります。なお、方式ごとの消費電力の差は、確認できた公式ページには数値が載っていないため、この記事では示しません。
計算に使う前提と、実際の電気代がずれる場面
この記事の試算は、公式に表記された消費電力(定格に相当する値)を一定時間かけ合わせたものです。実際には、部屋の温度や湿度、洗濯物の量によって、除湿機の運転状況や必要な運転時間が変わります。運転時間が2倍になれば電気代も2倍になる関係のため、5時間はあくまで計算のための例です。
洗濯乾燥機側も同じで、比較に使った890Whと2,290Whは、それぞれ公式スペックに記載された標準乾燥時の値です。洗濯物の量や乾燥モードを変えると数値は変わります。自宅の使い方に近い条件で、運転時間と回数を置き換えて計算すると、実態に近い金額を見積もれます。
秋雨と冬の部屋干しで電気代を見直す視点
洗濯物が乾きにくい秋雨から冬は、洗濯乾燥機の乾燥機能を使う回数も、除湿機の運転時間も増えがちです。毎日5時間運転すると1か月で883.50〜999.75円になるため、運転回数の多い月ほど、方式と運転時間の見直しが効きます。
- 洗濯乾燥機のヒーター式を頻繁に使っている場合は、除湿機との併用で1回あたりの電気代を下げられる場合があります
- 除湿機の運転時間は、干す量と干し方で変わります。時間を延ばすほど電気代は比例して増えます
- 家電全体の消費電力は家電の電気代一覧で確認できます。加湿器など冬に使う家電は加湿器の電気代の記事を参照してください
この記事の金額は31円/kWhの目安単価にもとづく試算で、実際の請求額は検針日・契約条件により異なります。
この記事のまとめ
- コロナ CD-S6326の衣類乾燥運転は60Hzで215W、50Hzで190Wで、1時間あたり6.67円(60Hz)・5.89円(50Hz)です
- 部屋干し5時間の電気代は60Hzで33.33円、50Hzで29.45円、毎日使う月間では883.50〜999.75円です
- 洗濯の電力を含めると、ヒーター式の洗濯乾燥機(70.99円)より35〜39円安く、ヒートポンプ式(27.59円)より4〜8円高い試算です
- パナソニック公式によれば、除湿機はコンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式で仕組みが異なり、コロナの除湿機はすべてコンプレッサー式です
- 運転時間は洗濯物の量や環境で変わるため、5時間は例として扱い、実際の使い方に合わせて計算し直します
よくある質問
衣類乾燥除湿機の電気代は1時間いくらですか?
[コロナ CD-S6326](https://www.corona.co.jp/aircon/dehumidifier2/s/lineup.html)は衣類乾燥時の消費電力が60Hzで215W、50Hzで190Wです。31円/kWh換算では1時間あたり60Hz地域が6.67円、50Hz地域が5.89円です。実際の請求額は検針日・契約条件により異なります。
部屋干しは洗濯乾燥機の乾燥より電気代が安いですか?
5時間運転の想定では、除湿機は60Hzで33.33円、50Hzで29.45円です。[パナソニックNA-LX129AL](https://panasonic.jp/wash/products/NA-LX129AL/spec.html)のヒートポンプ式(洗濯〜乾燥890Wh)は27.59円で、ヒーター式のNA-FW100K7(2,290Wh)は70.99円です。ヒーター式と比べると除湿機は安く、ヒートポンプ式と比べると除湿機が数円高い結果です。ただし除湿機は洗濯の電力を含まないため、洗濯機の電力を足して比較する必要があります。
コンプレッサー式とデシカント式は何が違いますか?
[パナソニックの説明](https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/15282/~/%E9%99%A4%E6%B9%BF%E6%A9%9F%E3%81%AE%E6%96%B9%E5%BC%8F%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E7%89%B9%E9%95%B7)では、コンプレッサー式は冷却器で空気を冷やして湿気を水滴にする方式、デシカント式は乾燥剤のフィルターに湿気を吸着させ、ヒーターで暖めたあと熱交換器で冷やして水滴にする方式です。デシカント式は低温環境での除湿能力に優れると説明しており、ハイブリッド式は気温に応じて2方式を自動で切り替えます。
部屋干しの電気代を抑えるには、何に注意すればよいですか?
運転時間が電気代に直結するため、干す量と時間を見直すことが基本です。コロナの機種はコンプレッサー式で、衣類乾燥運転の消費電力は60Hzで215W、50Hzで190Wです。洗濯物をまとめて干せば運転回数を減らせます。電気料金プランの見直しは[電気料金シミュレーター](/#simulator)で試算できます。