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電力会社の切り替え手順|申込みの流れと必要な情報を解説

公開 2026/08/12 更新 2026/08/12 最終確認 2026/08/09

電力会社を切り替える際の基本的な流れは、契約中の電力会社を自分で解約する必要はなく、新しく契約したい電力会社(切り替え先)に申込みをするだけで完了するのが一般的です。ここでは、申込みの流れ、必要な情報、工事の有無、そして切り替え後に料金を確認する方法までを解説します。

申込み先は「切り替え先」の1社だけでよい

電力の小売全面自由化以降、電力会社を切り替える手続きは、新しく契約したい電力会社(切り替え先)への申込みだけで完結するのが一般的な流れです。切り替え先の電力会社が、現在契約している電力会社(切り替え元)との解約に関わる手続きを進めてくれるため、利用者が切り替え元に自分で解約の連絡を入れる必要は通常ありません。

これは、電力メーターの情報を管理する送配電事業者を介して、契約の切り替えに関する情報が事業者間でやり取りされる仕組みが整っているためです。申込みが完了すると、切り替え先の電力会社から案内される開始日をもって、契約が切り替わります。

ただし、これはあくまで一般的な流れであり、契約内容や個別の事情によって手続きが異なる場合があります。申込み前に、切り替え先の電力会社の公式サイトやサポート窓口で、自分のケースに当てはまる手順を確認することをおすすめします。

申込み時に必要になる情報

申込みの際には、主に次のような情報の入力を求められるのが一般的です。

  • 供給地点特定番号: 契約している電気の供給地点を一意に識別する22桁の番号
  • 契約者名義: 現在の契約者の氏名
  • 現在の契約プラン: 従量電灯Bなど、現在契約しているプラン名
  • 契約アンペア: 契約しているアンペア数

これらの情報は、検針票(電気ご使用量のお知らせ)やWeb明細に記載されています。特に供給地点特定番号は、検針票のどこに記載されているかが分かりにくいことがあるため、事前に確認しておくとスムーズです。契約アンペアと基本料金の関係、検針票の見方については、「契約アンペアの選び方」の記事で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

立会い工事は原則不要なケースが多い

かつて電力メーターがアナログ式(誘導円板型)だった時期には、電力会社の切り替えにともなってスマートメーター(通信機能を持つデジタル式の電力量計)への交換工事が必要で、立会いを求められることがありました。

現在は、多くの家庭ですでにスマートメーターへの交換が完了しているため、スマートメーターが設置済みの住戸では、切り替えにあたって新たな立会い工事が不要なケースが多いとされています。ただし、これは一般的な傾向であり、供給エリアや建物の状況によって工事の要否が変わる可能性があります。実際に立会いが必要かどうかは、申込み時に切り替え先の電力会社から案内される内容を確認してください。

切り替え後に本当に安くなったかは実額で確認する

電力会社の切り替えを検討する際、キャンペーンの割引額や「安くなる」という宣伝文句だけを見て判断するのは注意が必要です。実際の請求額は、基本料金・電力量料金の単価に加えて、燃料費調整額(燃調)や再エネ賦課金といった変動要素を含めた実額で決まります。

割引プランの中には、一定期間だけ適用される条件付き割引や、特定の支払い方法・セット契約が条件になっているものもあります。契約内容によっては、契約期間内に解約すると解約手数料が発生するケースもあるため、割引の適用条件と解約条件はあわせて確認しておくと安心です。

切り替え前に、契約アンペアと月間の使用量をもとに、これらの変動要素を含めた月額をシミュレーションしておくと、切り替え後に想定していた金額と違ったという事態を避けやすくなります。当サイトの電気料金シミュレーターでは、契約アンペアと月間使用量を入力して、複数プランの実額を比較できます。

申込みから切り替え完了までの目安

申込みが完了してから実際に契約が切り替わるまでの期間は、電力会社や申込み時期によって異なりますが、数週間程度かかることが多いとされています。この間、これまで契約していた電力会社からも通常どおり電気の供給を受けられるため、申込みから切り替え完了までの期間に電気が使えなくなるといった心配は基本的にありません。

切り替え完了日が近づくと、切り替え先の電力会社から契約開始日についての案内が届くのが一般的です。案内に記載された開始日以降は、検針日を境に新しいプランの単価で料金が計算されるようになります。手続きの進捗が気になる場合は、申込み後に発行されるマイページやメールでの通知を確認しておくと安心です。

引っ越しにともなう切り替えの場合

引っ越しを機に電力会社を切り替える場合は、旧居の使用停止と新居の使用開始という、通常の切り替えとは別の手続きが必要になります。手続きのタイミングや新居での電気の使い始め方については、「引っ越し時の電気の手続き」の記事で詳しく解説しています。

まとめ

  • 電力会社の切り替えは、切り替え先の電力会社への申込みだけで完了するのが一般的な流れで、切り替え元への解約連絡は通常不要
  • 申込み時には、検針票に記載された供給地点特定番号・契約者名義・現在の契約プランなどの情報が必要になる
  • スマートメーター設置済みの住戸では、立会い工事が不要なケースが多いが、個別の案内は必ず確認する
  • 切り替え後に実際に安くなったかは、燃調・再エネ賦課金を含めた実額で確認する必要がある
  • 引っ越しにともなう切り替えは、旧居の使用停止・新居の使用開始という別の手続きが必要になる

よくある質問

電力会社を切り替えるとき、今契約している会社に解約の連絡が必要ですか?

一般的には不要です。多くの場合、新しく申込む電力会社(切り替え先)が、現在契約している電力会社との解約に関する手続きを進めてくれるため、利用者が切り替え元に自分で連絡する必要は通常ありません。ただし個別の契約内容によって異なる場合があるため、申込み時に案内される内容を確認してください。

申込み時にはどんな情報が必要ですか?

検針票に記載されている供給地点特定番号・契約者名義・現在の契約プランなどの情報が必要になるのが一般的です。契約アンペアの確認方法については[「契約アンペアの選び方」の記事](/articles/keiyaku-ampere-erabikata/)もあわせてご覧ください。

切り替えにあたって立会い工事は必要ですか?

スマートメーターが設置済みの住戸では、立会い工事が不要なケースが多いとされています。ただし供給エリアや建物の状況によって異なる可能性があるため、申込み時に切り替え先の電力会社から案内される内容を必ず確認してください。

切り替え後、本当に料金が安くなったかはどう確認すればいいですか?

基本料金・電力量料金の単価だけでなく、燃料費調整額や再エネ賦課金を含めた実額で確認する必要があります。当サイトの[電気料金シミュレーター](/#simulator)で、契約アンペアと月間使用量を入力して試算できます。