auでんき「でんきMプラン」を解説|税込換算の方法と燃調の算定基準の違い
auでんきの「でんきMプラン」は、公式サイトの料金表示が税抜表記になっている点と、燃料費調整額(燃調)の公表基準が「使用月」ベースになっている点で、他社とは条件をそろえる工夫が必要なプランです。この記事では、当サイトが公式サイトで直接確認した料金にもとづき、税込換算の方法と燃調の基準の違いを説明したうえで、基本の月額試算を示します。
公式の税抜表記を税込に変換している
auでんきの公式ページに掲載されている基本料金・従量単価・最低月額料金は、税抜表記です。たとえば10Aの基本料金は283.40円、120kWh以下の従量単価は27.09円/kWhという形で示されています。
当サイトでは、他社のプランと条件をそろえて比較するため、公式値に1.1(消費税10%)を掛けて税込に変換した値を採用しています。変換後の値は次のとおりです(円未満2位で四捨五入)。
| 項目 | 税込換算値(30Aの例) |
|---|---|
| 基本料金 | 935.24円 |
| 従量単価(120kWhまで) | 29.80円/kWh |
| 従量単価(120kWh超300kWh以下) | 36.40円/kWh |
| 従量単価(300kWh超) | 40.48円/kWh |
| 最低月額料金 | 328.08円 |
税込に変換した後の単価は、TEPCO従量電灯Bとほぼ同水準になっています。基本料金は935.24円と、TEPCO(935.25円)よりわずか0.01円低いだけで、実質的にほぼ同額です。
燃調は「使用月」ベースで公表されている
でんきMプランを他社と比較するうえで特に注意したいのが、燃料費調整額(燃調)の公表基準です。auでんきの公式の燃料費調整額ページは、「使用月」を基準にした列で単価を公開しています。つまり、公式ページの「2026年8月使用分」という表記は、8月に実際に電気を使った分を指す単価です。
一方、多くの事業者(TEPCOを含む)は「検針月」ベース、つまり検針票が届いた月を基準に単価を公表しています。同じ「8月分」という表記でも、算定基準が異なれば指している期間がずれてしまうため、単価だけを単純比較すると条件が揃わなくなる可能性があります。この違いの詳しい説明は「燃料費調整額(燃調)とは」の記事でも扱っています。
当サイトでは、比較基準を他社と揃えるため、auでんきの公式表の中から「2026年7月使用分(8月検針分に相当)」の列の単価を採用しています。この列の単価は税込で-10.68円/kWh(政府支援込み)です。TEPCO従量電灯Bの-10.27円/kWhとは基準そのものが異なる、auでんき固有の値である点に注意してください。
30A・300kWhで試算した月額
契約アンペア30A・月間使用量300kWh・政府支援込みの条件で試算すると、次のようになります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 基本料金 | 935.24円 |
| 従量料金(120kWh×29.80円+180kWh×36.40円) | 10,128.00円 |
| 燃料費調整額(300kWh×-10.68円) | -3,204.00円 |
| 再エネ賦課金(300kWh×4.18円) | 1,254.00円 |
| 合計 | 9,113.24円 |
同じ条件でTEPCO従量電灯Bを試算すると月額9,236.25円になるため、差額は9,236.25円-9,113.24円=123.01円で、この条件下ではでんきMプランの方が安いという結果になります。この差額のほとんどは燃調単価の差(-10.27円と-10.68円の差0.41円×300kWh=123.00円)によるもので、基本料金の差(0.01円)はごくわずかです。つまり、単価の水準そのものはTEPCO従量電灯Bとほぼ同じでも、燃調の算定基準・単価の違いによって最終的な金額に差が生まれています。ご自身の条件で確認したい場合は電気料金シミュレーターをご利用ください。
Pontaポイント還元について
でんきMプランには、毎月の電気料金に応じてPontaポイントが自動で還元される制度があります(au IDでの契約が条件)。ただし、公式ページには具体的な還元率(%)の明記が無いため、当サイトの試算には金額として反映していません。他社のポイント還元プランとまとめて比較したい場合は、「電気料金でポイントが貯まるプラン比較」の記事も参考にしてください。
まとめ
- でんきMプランの公式表記は税抜のため、当サイトでは×1.1で税込に換算した値を使用している
- 燃調は「使用月」ベースで公表されており、当サイトは他社と基準を揃えるため「2026年7月使用分(8月検針分相当)」の単価を採用している
- 30A・300kWh・政府支援込みの試算は月額9,113.24円で、同条件のTEPCO従量電灯B(9,236.25円)より123.01円安い
- Pontaポイント還元は還元率が非公開のため、当サイトの試算には含めていない
- ご自身の契約条件での比較は電気料金シミュレーターで確認できる
料金データは事業者の公式サイトで随時更新されるため、この記事に掲載している数値は公式サイトとの照合日を明記したうえで公開しています。契約前には、必ずauでんき公式サイトで最新の条件をご確認ください。
よくある質問
でんきMプランの月額料金はいくらになりますか?
当サイトの料金データにもとづき、契約アンペア30A・月間使用量300kWh・政府支援込みの条件で試算すると、月額9,113.24円になります。同条件のTEPCO従量電灯B(9,236.25円)より123.01円安いという結果です。ご自身の条件は[電気料金シミュレーター](/#simulator)で確認してください。
公式サイトの料金表示が他社と違って見えるのはなぜですか?
auでんきの公式ページでは、基本料金・従量単価・最低月額料金が税抜表記で示されています(例:10A=283.40円、120kWh以下=27.09円/kWh)。当サイトでは他社と条件を揃えて比較するため、公式値に1.1(消費税10%)を掛けて税込に変換した値を採用しています。変換した痕跡は当サイトのデータに記録しています。
燃料費調整額の算定基準が他社と違うというのはどういうことですか?
auでんきの公式な燃料費調整額ページは「使用月」を基準にした列で単価を公表しています。たとえば公式ページの「2026年8月使用分」という表記は、8月に電気を使った分を指します。一方、多くの事業者は「検針月」ベースで単価を公表しており、当サイトの比較基準もこれに揃えています。当サイトでは、auでんきの表の中から「2026年7月使用分(8月検針分に相当)」の列の単価を採用することで、他社と算定基準を揃えています。
Pontaポイントの還元率はどれくらいですか?
毎月の電気料金に応じてPontaポイントが自動で還元される制度ですが、公式ページには具体的な還元率(%)の明記がありません。還元率が不明なため、当サイトの試算には金額として反映していません。